子どもの近眼

「不正咬合と同様、近眼もまた、遺伝ではありません。

妊娠前及び、妊娠中の母親の栄養状態(と、恐らくは父親の栄養状態も)によって、子どもの視力は決まってきます。」


以下、歯科医の長尾周格医師の記事より転載。


小さい子どもで眼鏡をかけている子をみると、とても心が痛みます。

その親もまた、眼鏡をかけているのであれば、なおさら思います。

この親は自分がメガネの不便さを知っていながら、子どもにも同じ不便さを強いるのかと。

先住民族、特に狩猟採集民族には近眼の人はいません。

不正咬合と同様、近眼もまた、遺伝ではありません。

妊娠前及び、妊娠中の母親の栄養状態(と、恐らくは父親の栄養状態も)によって、子どもの視力は決まってきます。

先住民族の多くは女性に妊娠前の6か月間、特別の栄養を摂らせます。

彼らだって、生まれて来る子供が元気で丈夫であるように、するべきことをしているのです。

子どもの近眼は遺伝ではなく、親の心がけによって予防が可能です。

そうであるのなら、なぜ生まれて来る子どものために、予防してあげないのでしょうか。
するべきことをしてあげないのでしょうか。

近眼はレーシックで矯正できると考える人は、じゃあ歯並びは矯正治療で矯正できると考えるのでしょう。

しかし、母体が栄養欠乏で出産した子どもは、眼や歯並びだけに問題が現れるのではありません。

知能の発達や、その他の決して出産後に矯正できない問題が現れたら、一体どう対応しようというのでしょうか。

子どもを産んでから後悔するよりも、生む前に十分な準備をする方がよっぽど簡単で安上がりです。

それなのに、誰もそうしようとしませんし、そういう知識を知ろうとすらしません。

全く持って、

「知らないことは罪である、知ろうとしないことはもっと深い罪である」

という言葉のままの母親が、今の日本には多すぎですね。