ファスティング(断食)の歴史

断食をすると、体の余分な水分や脂肪が取れ、肥満が解消し、引き締まった体になります。
ダイエットにも最適です。

しかし、断食は単なる肥満解消、ダイエットの手だてにとどまるものではありません。

本来は、病気や不健康な体を根本から治す治療手段なのです。

不快な症状が解消して体調がよくなり、疲れも少なくなって、スタミナがつき、病気になりにくい体になります。現代医学で治療が難しい難病が完全することもけっして珍しくありません。

断食は、病気にならないための世界最高の健康法であると、私は確信しています。

断食は本来、一定期間、いっさいの食べ物を断つ、すなわち、意識的にみずから禁欲を課すことで心身の浄化を実現しようとする、宗教の修行法として始まりました。

キリスト教では、旧約・新約聖書に宗教的断食の記事が多く見出されます。中でも、荒野におけるキリストの40日にわたる昼夜の断食は有名です。イスラム教では、イスラム暦9月を断食月として、毎日、日の出から日没までの間、いっさいの飲食を禁ずる規律が定められています。これが有名なラマダンで、現在でも敬虔な信者たちの間で盛んに行われています。



インドにおいては、古代の民族宗教であるバラモン教で、断食は修行法として行われてきました。仏教の祖、ブッダ(釈迦)が悟りを開く前にガヤの山林に6年間こもり、断食を何度も行っていたのは有名な話です。

わが国でも、密教や修験道の修行として、今から約1200年前の平安朝以降に断食が行われていたようです。

その、精神修養の目的で断食を行っているうちに、いろんな病気が治ってしまうことが経験的にわかってきました。特にインドでは、古くから健康法として断食を行ったようです。

インドの伝承医学であるアーユルベーダの古典『スシュルタ・サムヒタ』では、断食は自然治癒力を活性化させる術であり、それにより健康を実現し長生きできるとして、腹水には1週間を、長寿法には3日間の断食を勧めています。

動物を飼ったことがある人ならわかるでしょうが、イヌやネコなども、少し体の調子が悪くなると、何も食べようとしません。つまり、断食をするのです。これは、35億年の生命進化の過程で遺伝子が獲得した自然治癒力活性化の最高手段として行っているのです。

古代の人類も、体験的にこの自然の知恵を得たというわけです。

(出典:奇跡が起こる半日断食 甲田光雄 著)


紀元前の古代からあり、現代にまで脈々と伝えられてファスティング。

どうして、そんな昔からあるのか?

それは人類にとって必要だったからに他なりません。

どのようにしたら、ファスティングの効果・効能がより発揮できるのか?

それは現代ではある程度、わかっています。

単なるダイエット、ちょっと体調を持ちなおす、というような程度ではなく、指導者のもとで正しくキチンと教わり、ご自身の健康管理のスキルとしていただきたいと思っています♪(^^)