「ワクチンは強制接種ではありません」

以下、山梨県南アルプス市在住の医師、横地真樹先生の投稿より転載。


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「ワクチンは強制接種ではありません」

ワクチンの事で、保健師や医者からひどい言葉を投げつけられた、という相談を受ける事が多くなってきました。

市町村の乳幼児健診で母子手帳にワクチン接種の記載がない場合、そのお母さん達は猛攻撃を受けます。

その言葉とは、虐待・親失格・無責任・その他ここに書けないような辛辣な言葉の数々・・・

普通に社会生活を送る場合に、通常他人から言われるはずのない言葉を、国家資格を持つ職種の人に、しかも公共の施設内で投げつけられるのです。

これが全国的に行われている事なのです。異常事態です。

医者のほとんどは、ワクチンは子供達を守るために絶対に必要なものであり、子供に接種する事は親として当然だと思っています。しかしそうであったとしても、ワクチンを拒む人を言葉の暴力で叩きのめしてよいはずがありません。

先日SNSで「西洋医学は宗教の一種だった」という投稿を見ました。

医者は現代医療(=西洋医学)のみが医療であると信じており、他の医療(東洋医学など)
を信じている人は変な人と考え、徹底的に攻撃し糾弾する、といった内容です。

とても納得しました。大学でも医者になってからも、とにかく西洋医学のやり方しか教えてもらっていません。他の医療を信じるなんてことはあり得ない事でした。医療従事者はそういう意味では一神教の宗教の信者と同じなのです。

数年前まで僕もこの状態でしたので、その時の心境は理解できます。昔からワクチンを拒むお母さん達がたまにいましたが、「何故嫌がるんだろう???」とは感じていました。

しかし、それを糾弾しようなどとは思っていませんでしたし、ひどい言葉を投げかけることももちろんしませんでした。それは人としての常識であり礼儀だからです。

SNSの普及により、今まで知られなかった事が表面化してきたため、ワクチンに対して慎重になる方が増えてきたように思います。

しかし医療者側の心持ちは変わらないため、こういったトラブルが増えてきているのです。

もしこの記事を読んで頂いている医療者や行政の方がいましたら、是非この所をご考慮ください。

教えられてきたものが全て正しい訳ではありません。間違っている事もあります。

信じている事を否定される事は「怒り」を感じるかもしれません。

でもだからといって幼いお子さんをもつ若いお母さん達にひどい言葉を投げつけてよい事にはなりません。

その人が言っている事が理解できなくても、「糾弾」するのではなく「無視」してください。そうすればお互い嫌な想いをするのは最小限にできるはずです。

又、接種を強要することは法的にも憲法上も問題があります。

1994年の法改正によりワクチンは「強制接種」ではなくなっていますので、受けるのも拒否するのも保護者に任されています。

これは憲法でも保証された権利です。(憲法第19条 思想・良心の自由)

ワクチンを接種するにしろしないにしろ、保護者と医師と行政の方全てが納得できる世の中になることを願っています。

ワクチンの事で辛い想いをされているお母さん達がいましたら、是非ご連絡ください。
同じ思いをされて一人頑張っているお母さんたちが当院にたくさん通って下さっています。

当院ではワクチンに関しての勉強会も行っております。当院にご連絡ください。