「自分の体内で薬ができる」簡単な方法

玄米リセット食をいただく際は、「よく噛むこと」を心がけてください。

ひと口100回噛むのが理想的ですが、最低でも50回は噛むようにしていただきたいものです。

どうしてもそんなに噛めないという人は、おにぎりにするいいでしょう。そのほうが噛みやすく、体に力も入ります。しょうゆをつけた焼きおにぎりにしますと、さらにしっかりと噛めます。



●よく噛むメリット① ~消化器系の負担が軽くなる~

食べ物をよく噛みますと、唾液がたくさん出ます。この唾液には、消化酵素が含まれていて、噛めば噛むほどしょうかが促され、胃や腸などの消化器系の負担を軽くできます。栄養分の吸収も促進されます。

実は、口は、「消化の第一歩」なのです。

反対によく噛まなかった場合、充分に咀嚼されなかった食べ物が胃腸に負担をかけ、消化不良を引き起こします。栄養が充分に吸収されず、体の各所で様々な問題を引き起こすのです。

●よく噛むメリット② ~いくつになっても「若い体」を維持できる~

また、唾液には、新陳代謝を促す「唾液ホルモン」が含まれています。

新陳代謝とは、全身の細胞を入れ替える働きですが、唾液ホルモンによってこれが促進されますと、若々しい体や美しい肌、明晰な頭脳を保つことが出来るのです。噛むという動作が直接脳に良い刺激を与えることもよく知られています。

赤ちゃんは唾液をいっぱい出していますが、唾液は若さの象徴です。唾液の分泌が多いのは体が若い証拠で、分泌が少ないのは老化している証です。

唾液が多い人ほど、イキイキとしているのです。

●よく噛むメリット③ ~ガンも予防できる~

さらに、唾液には殺菌力もあり、私たちの体に薬としても働きます

昔はちょっとした怪我なら、おばあちゃんは唾液をつけてくれたものです。
犬や猫も、自分で傷口をなめて治してしまいます。

それどころか、唾液には発ガン物質を抑える作用があることも確認されています(同志社大学名誉教授の西岡一氏の研究による)。そしてこの効果は、発ガン物質と唾液との接触時間が30秒を超えると格段に増すというのです。ひと口30秒以上噛んで、唾液をたっぷり出せば、ガンさえも予防できるということなのです。

このように、私たちの体は毎日自分で薬を作ることができるのです。

それを怠って“体内薬”を作らない人が、結局は損をしてしまうことになります。

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ある会合で、ひと口100回噛んでおられた方がいましたので、お話をうかがってみますと、その方は玄米食に切り替えて、いったんはたいへん調子が良くなったといいます。

ですが、しばらくすると、また体調を崩すようになったそうです。

そこで、玄米に慣れてしまってあまり噛まなくなっていたことに氣づき、よく噛むようにしたら、とても調子が良くなったということです。

(出典:免疫力を上げる 一生モノの「食べ物・食べ方」 田中愛子 著)