ココナッツオイルを成分・分類・種類から考察、効果、デメリットなど ~飽和脂肪酸、中鎖脂肪酸~

まず、ココナッツオイルが話題になっている理由は、
飽和脂肪酸が多く、熱に強く、そして、
酸化しづらい
ことが挙げられます。





ココナッツオイルの効用を調べてみると、

皮膚炎などに良い、美肌効果
増毛効果や脱毛症予防効果
脂肪燃焼作用でダイエット効果
整腸作用で便秘解消
脳の活性化や痴呆の改善や予防に効果
糖質制限の延長でガン治療に役立つ
抗酸化作用がある
免疫力を高める

などがあります。

また、ココナッツオイルの特徴は
中鎖脂肪酸という油が多く含まれているため、

この中鎖脂肪酸の性質上、腸で吸収されると肝臓に行き、
速やかにエネルギー源として消費されると言われています。

通常、油は非常時のエネルギー源として蓄えられ、
エネルギーが足りなくなった時に使われるのですが、
ココナッツオイルの油は溜めこまれることなく、
すぐに使われるので太りにくいと言えるのです。

これがダイエット効果というところに繋がるわけなのです。
良いことづくしですね!





ただ、こういうデータもあります。

性ホルモンを狂わせる、不妊、性的行動の減少
発ガン性が極めて疑われる
めまいを起こす
下痢、湿疹などを引き起こす
吐き気、気持ち悪くなる
頭痛を起こす
食欲不振
喉が痛くなる
動物実験による動脈血栓症、心臓病の増加
脂肪肝を発症しやすくなる
体を冷やしてしまう

”オイルはオイルではない”でのレポート著者である、
デビッド・コルクホウン心臓外科医によると、
ココナッツオイルは飽和脂肪酸が多いため
過剰に摂取すべきではない
と考えています。

過去50年間、
アメリカ心臓協会やWHOもこういった種類の脂肪酸は
私たちの食事や生活に全く必要ないと考えており、
実際研究結果でも飽和脂肪酸の摂取が多いほど
心臓病のリスクが高まる
事も分かっています。

という見解もあります。


また、ココナッツオイルは他の油にあるように、
種類、食用とする場合、良し悪しもあります。


【ココナッツオイル 製法による分類】

水素添加 ココナッツオイル…市販品の食用はほとんどない。
溶剤抽出 精製ココナッツオイル…化学溶剤・高温加熱による。
圧搾のみ 精製ココナッツオイル…JAS認証などもあり比較的良い。
バージンココナッツオイル…圧搾後、最小限の加熱、化学薬剤を使わず抽出。
オーガニック ココナッツオイル…JAS認証、USDA認証があれば信頼性あり。
エキストラバージンココナッツオイル…コールドプレスと発酵分離法がある。


ココナッツオイルは他の油脂と同様、
製法でいろいろな種類がありますが、
使用するのならもちろん、
のエキストラバージンココナッツオイルです。





そして、食用油脂について総合的に、
本を書いている著者、先生方のご意見はどんなものだろう?
ということで、調べてみました。
総合的に客観的に書いていることがポイントです。

各先生のココナッツオイルの見解は以下の通りです。


内海聡 氏(その油をかえなさい!

著書の中で、ココナッツオイルを、
「一時評価していましたが、今はほとんどおすすめしません」
と述べられています。

その理由としては、いくつかの副作用が指摘されているということ、
そして、そもそも南国の作物が、日本人の体に合うと思えないからだそうです。

現に、内海医師のクリニックで使用されている周波数測定器で、
食べ物と体の相性を数値化できるそうですが、
たいてい、ココナッツオイルは下のほうに表示されるそうです。

つまりそれは「体質的に合わない人が多い」ということを表しています。




山田豊文氏(病気がイヤなら「油」を変えなさい!

ココナッツ油は中鎖脂肪酸が入っており、簡単に説明すると、
1本の鎖状になった脂肪酸の長さを約半分にしたもので、
他の天然の油ではパーム油などに含まれます。

これに対し、大豆油やなたね油などの一般的な植物油に含まれる脂肪酸は
この鎖が長いので、長鎖脂肪酸と呼ばれます。

長鎖脂肪酸に比べ中鎖脂肪酸は、
肝臓に運ばれてすぐにエネルギーとして使われるため、
体脂肪としてはほとんど蓄積されない、とされています。

ただ、飽和脂肪酸は体内で合成できるため、
食事から摂る必要は必ずしもありません。
むしろ、摂り過ぎによる弊害のほうが指摘されるくらいです。




奥山治美氏(油の正しい選び方・摂り方本当は危ない植物油

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸がケトン体を効率的に生成し、
それがアルツハイマーを予防すると話題になったが、
実際は他の脂肪酸よりも特別効率的にケトン体を生成できるわけではない。
脂肪酸がケトン体を生成する効率はどの油も同じ。
ココナッツオイルにもキャノーラ油と同じような害があるのでおすすめできない。

また中鎖脂肪酸は分解が早いため脂肪が蓄積しにくいとアピールされているが、
分解後に長鎖脂肪酸に再合成されたり、
余った場合は他の脂肪酸と同じく中性脂肪としてたまるため、
長期的に見れば脂肪がつきにくいと考えることはできない。





といった見解です。



ココナッツオイルはどうなんですか?

という質問が以前よりは少なくなりましたが、あります。

私は食用油脂の研究者ではないので、
ずばりこれ!というのは言えないのですが、
ココナッツオイルを考察してみて、
今のところ出した答えがこちらです。


ココナッツオイルは飽和脂肪酸という種類で、
その脂肪酸は体内で合成できるため、
食事から摂る必要は必ずしもありません。

素晴らしい効果がある、という報告がある一方で、
副作用の指摘が少なからずあります。

また、南国の作物なので、
日本人にとって体質的に合わない人が多いとのことです。

積極的にはあまりおすすめしていませんが、
摂る場合はもちろんガラス瓶の(プラスチックではなく)、
エキストラバージンココナッツオイルを選んでください。

どちらかといえば、

体内では合成できない、外から摂るしかない、
オメガ3系のフラックスオイル(亜麻仁油)を
中心に使用することをおすすめいたします♪

と答えるでしょう。


ただ、この見解は将来、変わるかもしれません。
今のところです。(2018年8月12日現在)

参考:https://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20131118/Escala_20131118_1162471.html
http://alzhacker.com/coconut-oil-type/



油のことはこちら、ファスティングマイスター初級講座で詳しくお話ししています。

食育・美容に、健康のベースに!ファスティングマイスター初級講座
※オンライン講座・対面講座、開講しています。


また、スポーツ栄養コンディショニングでも油にお話ししています。
こちらもご参考にどうぞ。

健康栄養からのスポーツ栄養コンディショニング講座

油の良い・悪い一覧

日本の厚生労働省に当たる、アメリカの食品医薬品局(FDA)が2015年6月中旬に「トランス脂肪酸」を2018年6月から原則禁じると発表しました。

日本人はアメリカ人と違い、トランス脂肪酸の摂取量が少ないから安心と国や企業では言われていますが、体には良くない油であることは周知の通りです。

また日本人は、コーン油やベニバナ油サフラワー油のオメガ6の油の取り過ぎで、アレルギーや皮膚炎を起こしている場合が多いのです。

それでは、加熱調理で使う場合や非加熱で使う場合、健康な油としては、どのように使い分ければ良いのでしょうか?

分かりやすい健康油の種類の一覧表を掲載します。

加熱調理(炒め物など)にはオリーブオイルやキャノーラ油、
非加熱料理には亜麻仁油(あまにあぶら、フラックスオイル)


が良いということです。