妊娠前の心掛けておきたいこと

【現代人は生まれる前から汚染されている】

まず、

サブタイトルを聞くと、あなたは驚かれるかもしれません。

しかし、日本で生まれてくる新生児のへその緒を調べると、数多くの環境汚染物質が検出されます。

ダイオキシン類は、廃棄物を焼却する過程などで不純物として環境中へ排出される物質です。

PCB類は、すでに35年以上も前に製造や輸入が禁止になった工業用の化学物質です。

DDTも、現在では製造や輸入はもちろん、使用も禁止されている農薬です。

トリブチルスズは、かつては農薬として使われ、さらに船の底の塗料に混ぜて生物が付着するのを防ぐために使われた物質です。

カドミウムは、鉱物や土壌に天然に含まれている重金属で、日本人は主にお米を経由してカドミウムを摂取しています。

なぜ胎児期にこのような物質に汚染されてしまうかというと、環境中に排出されたさまざまな汚染物質が魚や動物の体内に蓄積し、それが巡り巡って人間の身体を汚染し、さらにお母さんの体内の汚染物質が、へその緒を通じて胎児に移行しているからです。

へその緒は、出産が終われば赤ちゃんから切り離して、通常は医療廃棄物として廃棄してしまいますが、元々は胎児の身体の一部であり、妊娠中の赤ちゃんの汚染状況を知る貴重な手がかりとなります。

分析・測定技術に制限があることや、予算の関係で、測定できる汚染物質の数は限られていますが、実際にはもっとたくさんの種類の汚染物質が母親から胎児に移行していると考えるのが妥当でしょう。

表1-2は、私たちのグループが2002年に発表した、日本人の新生児のへその緒から検出された環境汚染物質の濃度と検出率を示したものです。



胎児は、胎盤、そしてへその緒から新鮮な酸素やさまざまな栄養素が送られてきて、胎児はすくすくと育ち、しっかりとした人間の形になっていきます。ところが、この過程でほんのわずかな乱れが生じて、それが胎児の正常な発達に異常を起こさせることがあります。

「先天異常」と呼ばれる症状です。

日本における先天異常の年間発症率は、約1~2%と報告されています。日本で最も多い先天異常は、

口唇・口蓋裂で出生数1万人あたり約35人、次に多いのが
多指・合指症で約10人、ついで
多趾・合趾(足の指)症で約9.5人、
無脳症が約8人、


などとなっています。

成長するに従い、心臓や欠陥など内臓の異常が見つかるため、小学校に上がる頃までに約6~7%の子供たちに何らかの先天異常が見つかると言われています。

現在、日本では年間約110万人の赤ちゃんが生まれているので、そのうち1~2%というと、毎年約1万数千人から2万数千人の赤ちゃんが生まれた時点でわかる先天異常をもって生まれている、ということになります。

アメリカでは全米で10万人の赤ちゃんの胎児期から21歳までを追跡する調査が2000年から始まっています。

この調査では、先天異常や妊娠に関する問題、出生後の怪我、喘息、肥満、糖尿病、さらに行動や学習異常、精神的な問題に至るまで、子供の環境と健康との関係を明らかにしようとしています。

日本でも、環境省が、2008年度から「小児環境保健疫学調査」を開始しています。

小児喘息やアトピー性皮膚炎、発達障害など、免疫系や中枢神経系の疾患と環境との関係を明らかにするために、6万人の赤ちゃんを追跡調査する計画です。

(出典:へその緒が語る体内汚染 森千里・戸高恵美子 著)

結婚して、子どもができてから慌てる方が、後を絶ちません。

子どもができてから、

どういう食生活をしたらいいのか?

予防接種はどうしたらいいのか?

そこで氣付くのも素晴らしいですが、結婚する前、独身時代から、子どもの健康が関わっているというのを理解しておかなければなりません。

【病氣を持って生まれてきた】

(これは私たち夫婦への、何かのメッセージなんだ。。)

そう、思う方も少なくないです。

それよりも、健康で生まれてきた方が良いのです。

何らかの障害を持って生まれてくる前にぜひ、知っておきたいものです。

そして、回避するための実践をしていただきたいと思っています♪(^^)