質の悪い赤血球 ~生きた血液観察で読み取れること~

私はここ数年、毎日のように顕微鏡をのぞいています。

何を見るかといえば、生きた血液です。

LBA(ライブブラッドアナリシス=生血分析法)という生血を分析する方法に基づいて生きた血を見ているのです。

血液を見る作業は、意外なことに大変楽しいものです。

なぜなら、血液は人それぞれでさまざまな姿を見せてくれるからです。

血液を顕微鏡で見ると、驚くほどいろいろな情報を得ることができます。

そのときに提供者の体調がびっくりするほどよくわかります。


それは、体質判定にほんとうに役に立つのです。それ故、顕微鏡による血液診断は、私の医院では欠かせない重要な検査の一つになりました。

血液を見る道具は光学顕微鏡で、1000倍の画像。血液中の次のような成分を見ることができます。

①赤血球
②血小板
③白血球
④リンパ球(T細胞、B細胞)
⑤プラークと呼ばれる異物(いろいろな異物が見られる)
⑥バクテリアのまゆと呼ばれる、バクテリアの集合胞子
⑦ファンガス(真菌の塊)
⑧フィブリノーゲン
⑨コレステロール塊
⑩シュガークリスタル(砂糖の小塊)
⑪バクテリア
⑫尿酸
⑬中性脂肪
⑭血漿
⑮その他

もちろん、全部がいっぺんに見れるわけではありません。これらの中には健康な人なら見い出せないものもあります。そして、人によってその内容も質も大きく違います。まさに、びっくりするほどの違いです。

どの成分も、患者の判定材料として重要ですが、最も多く使われるのは赤血球です。

正常な赤血球は次のようなものです。

厚さは1.8~2ミクロン、大きさは7.5ミクロンの円形で、中心部がやや薄く見えます。ところが、誰もがこのような正常な赤血球を持っているわけではありません。それこそ千差万別で、むしろ正常な形を見つけることがむずかしいくらいです。

とにかく、今の人たちは誰も彼もが体質が悪いといいたいほど、質の悪い赤血球が多いのです。

そのいろいろな悪しき形を見て、何を食してきたか、ストレスはどうだったか、今後何をしなければならないか、などの判定ができます。

森下敬一医師の述べた病氣の成り立ちとは次のようになります。これはまさに千島説を臨床的に述べたものですが、すべての病氣をこれにあてはめていきますと、ウソのように病氣がわかってきます。

「血の汚れが病氣の元凶であり、そのおおもとは腸の中での腐敗であり、腐敗したときはその毒素がろくな血球をつくらず、また、血漿を汚し、血管壁までもベタベタにし、その結果、肝や腎その他の臓器に負担をかけ、アレルギーを起こしたり、さらに筋肉や骨にまで悪影響を及ぼし、同時にホルモン代謝や自律神経に悪影響を与え、様々な病氣につながっていく。そして血の汚れのもとは悪しき食物である」

それ以来私は、頭であろうが、のどであろうが、肺であろうが、痛みであろうが(膝でも腰でも肩でも)どこであろうが、とにかく浄血を第一目標として治療しようと思ったのです。それは信じられないほどの効果を上げ、軽度の疾患はもとより、ガンや難病に至るまで本当に楽々と治療できるようになったのです。

(現代版 食物養生法 鶴見隆史 著より抜粋)


血液観察会というものがあります。

これは医療機関でよくある血液検査と違い、今、カラダに通っている血液を観察し、ある程度の健康状態を判断できるものです。

よくある血液検査はすでに時間が経ち、数値だけで表示されるもの。

血液観察会は、ほんの少量の血を採取し、すぐさま光学顕微鏡で観察できるもので、それで観たものを写真にも収めることができます。

やっている場所はさまざまで、医療機関ではなく、民間での主催がほとんどです。

機会がありましたら、いちど体験されることをおすすめします。

自分自身が、ほんとうにカラダに摂って必要なものを食べているのか、目で見て、確認できます。