健康診断や人間ドックは必要?

~健康診断や人間ドックは病人をつくりだすメカニズム~

健康診断や人間ドックは、自分が健康なのかどうかチェックするためにおこなわれていると思っている人が大半ではないでしょうか。

しかし、それは間違いです。

現状の健康診断や人間ドックは、一般企業の販売店が見込み客を増やそうとするのと同様に、病院が患者さんを増やそうとするシステムを化しているのです。

一般の企業の場合、見込み客というのは「この商品を買ってみようか」という気持ちがありそうな人のことをいいますが、医療の世界では、患者さんの気持ちとは関係なく、医師が「病人」をつくることができます。

健康診断や人間ドックで受ける検査の基準値が厳しすぎると、本当は健康な人が“病人”にされてしまいます。

日本の基準値が、かなり以前から「欧米にくらべて厳しすぎる」との指摘がありました。

それは病人を増やしたい医師や医療機関にとって、また、クスリを売りたい薬剤師や製薬会社にとっても「都合がいい」ことになります。

たとえば、血圧を例にすると、2014年に日本人間ドック学会が発表した新基準値は「上が147(mmHg)まで、下が94(mmHg)まで(以下、検査数値の単位は、基本的に初出に表示し、以降は数値だけで表記します)」ならば正常だとしていますが、それまでの基準値として「上が130以上、下が85以上」なら高血圧とされてきました。

新基準なら血圧が147を超えなければ「セーフ」ですが、これまでは130を0超えると高血圧だとされてきたわけです。ある試算によると、これまで高血圧だとされてきた2460万人が、新基準値では660万人に減ります。したがって、本当は高血圧ではない人が1800万人も“病人”とされていたわけです。

これと同じようなことが、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の基準値についてもおこなわれています。

LDLコレステロールの場合も、基準値を超えると「異常」とされて、治療に対象にされてきました。LDLコレステロールの検査数値が基準値よりも高いと、医師から脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすいと脅かされます。

医師からそう言われれば、だれもが心配になります。このようrに、基準値を厳しく設定することによって、病人を増やし続けてきたのです。

日本人間ドック学会が発表した新基準は、欧米などの基準値とも合致した妥当なものでしたが、医学界からは「緩すぎるので安心できる基準値でない」とか「病気予備軍の早期発見ができにくくなる」などといった猛反発がありました。当時、その賛否両論をとりあげて新聞や週刊誌が報道合戦を繰り広げていたものです。

しかし、基準値をめぐる論争は、いつのまにかうやむやにされ、報道はトーンダウンしてしまいました。

その結果、いまだに厳しすぎる基準値で“病人”を増やすことで利益を得るという構図のまま続いています。こうしたことを考えると、健康診断や人間ドックは“病人”をつくりだして医師、薬剤師、さらには医療機関や製薬会社などの利益に貢献するためにおこなわれているもののようです。

医師と病院は患者さんを増やし、薬剤医師と製薬会社はクスリを売っています。

自分たちの都合で勝手に医学的根拠のない基準値を設定し、病人を増やしたり、クスリを売ったりする医師や薬剤師に倫理感を問いたい思います。

健康診断や人間ドックで使われている基準値には医学的根拠がない証拠として、日本では90歳の高齢者も20歳の若者も、すべての基準値がひとつしかないことがあげられます。

世界のどの国でも、基準値は年齢によってきちんと区別して設定されています。

もう一度いいますが、医師は厳しすぎる基準値を武器にして健康な人を“病人”にしています。

もちろん「自分が健康かどうか?」ということは、だれもが知りたいものです。

では、わたしたち日本人は健康診断や人間ドックとどのようにつきあったらよいのでしょうか?

いまの健康診断や人間ドックの基準値に医学的根拠がないのなら、どうしたらいいのか、この本のなかで最終的かつ決定的な結論を提示することにしましょう。

医学博士 中原英臣
医学博士 矢島新子

(出典:検診・人間ドックはもうやめなさい! 中原英臣著・矢島新子著)

海外に席を置かれていたお二人の医師が、日本医療を客観視し、日本医療の在り方が奇妙に映ったのだと思います。不自然さが多いあまり、ほんとうの、『医療の掛かり方』を伝えるべく、執筆に至ったということかもしれません。





■中原英臣(なかはら ひでおみ)
医学博士。1945年東京生まれ。東京慈恵医大卒。米セントルイスのワシントン大学でバイオ研究に取り組む。専門は遺伝子研究。2011年に中咽頭がんになり、5年間で2度の転移を経験するも克服。山野医療専門学校副校長、新渡戸文化短期大学名誉学長を務めるかたわら、元気で執筆やコメンテーターなど幅広く活躍中。著書に『テレビじゃ言えない健康話のウソ』『知らないと損する遺伝子のヒミツ』ほか多数。

■矢島新子(やじま しんこ)
医学博士。東京生まれ。東京医科歯科大卒。パリ第一大学ソルボンヌ大学院医療経済学修士。WHO健康都市プロジェクトコンサルタント、川崎市保健所勤務などを経て独立。ドクターズヘルスケア産業医事務所代表。現在まで20社以上の企業の産業医を務める。著書に『医者が増えると、病気が増える?』(共著)ほか。

胃炎は単純に胃に炎症がある、ということ

胃炎という言葉があります。

ボクは元々消化器内科医だったのでこれについてはいろいろ見てきましたが、今を思えばこれほどの詐欺病名は珍しいと思います。

なのにほとんどの患者たちや医療関係者やセラピストたちでさえも、この病名を平気で使います。
まったくもってばかばかしい限りです。

胃炎という言葉からも分かるように、これは単純に胃に炎症があるということを表現しているだけです。

しかし少し素人的に考えてみてください。

胃の中は高濃度の塩酸で占められているんですよね。そんなある意味でヤバい臓器が、きれいだったり炎症を起こしていないのだとしたら、その人のほうがおかしくありませんかね?

現代人は胃カメラで潰瘍などがなく、食欲が出ないとか胃がもたれるという時にこの胃炎という病名を付けられます。その段階で詐欺にはまっていることにすでに気づいていません。食欲がないことも胃がもたれていることも、別の原因が存在するからその症状が出現するにすぎません。それを皆さんは律儀にも胃炎だから薬を飲もう、胃炎だから何か治療しようと考えてしまうのですね。

まったくどこまで詐欺にかかりたいのでしょう。

食べられない時、食べたくない時は食べなければいいことです。

しかし人々はそうではなく、食べなければいけないことを前提として考え、そのような症状があってもそれを打ち消して食べようとしているわけです。

動物は体調が悪ければじっとして何も食べません。

エネルギーが消化に向かうことを防ぐからであり、医学の治療でさえそれをちゃんと使っています。

胃腸炎や急性の下痢などになった時、病院で水の点滴をして絶食にするのは、同じことをやっているだけなのです。

他にも今の医学は、胃炎や胃がんの原因をピロリ菌に押し付けようと頑張っています。

これは真なる理由を隠すためのものです。

もちろんピロリ菌にも原因の一部がないわけではありませんが、こうやって巧みに本当の原因をわからなくさせること、それが世界中で行われていることであり、その末端例の一つにすぎないのです。


(Dr.内海聡の投稿記事より転載)


ピロリ菌の除菌のデメリット

胃に住み着くピロリ菌は悪の代名詞であるかのように扱われていますが、このピロリを除菌するのが医学界では流行っています。

しかし、ある論文ではピロリを除菌することで寿命短縮、別の感染症の増加、細胞の役割阻害などをもたらすとなっています。

私は消化器内科医だったので癌や潰瘍というのは、日常的に最もよく見る疾患でした。

私はその頃のは東洋医学をやっていたので、ピロリの除菌についてはかなり懐疑的で、慢性再発性潰瘍のときくらいしか使いませんでした。

しかしこの研究ではC.ディフィシル感染症が増加、2~7倍になる事が指摘されています。

胃薬の中で強い薬でもあるPPIの長期投与では、最大14%死亡率が上昇することが示されています。

現在PPIという薬は胃潰瘍で8週間、十二指腸潰瘍で6週間が投与限界ですが、そもそもこの日数さえ問題の上に、なぜ潰瘍になるのかのアプローチが菌だけという、まさに西洋医学、白豪主義、殺菌分化のなれの果てという観点が存在していないことが問題です。

さらにいうと最近は健康者でもピロリ菌がいる=除菌という流れになっており、まさに微生物を殺すことだけ考える人民意識が体現化したものだと言えるでしょう。

さらにいえば最近は逆流性食道炎にもPPIが使われますが、逆流性食道炎で死ぬ人間などまずいません。

なのに、この薬を飲んで死亡リスクをあげたいと願うのが、生物で最も知性が高いと嘘ぶく人間という種族なのです。

古代民族はピロリ菌だろうがほかの微生物だろうが近くにいましたが、別に胃がんにもならないし胃潰瘍にもなりません。

人間なんて常に動物以下、微生物以下の知能しか持っていないし、サル以下なんて言葉を使うとサルにとっても失礼だと思います。


(Dr.内海聡の投稿記事より転載)


ピロリ菌がいる=除菌という方程式を作って、医療利益をあげることが目的になっていることも、あるかもしれません。


ピロリ菌はヒトの味方か、敵か?

胃液の主成分は塩酸。

すっぱいわけである。

空腹時には、pH1~2という自動車のバッテリーなみの強い酸性になるが、食事をとるとpH4~5 に下がる。

胃液はたんぱく質、脂肪、炭水化物を消化して吸収を助け、同時に病気の原因になる細菌やウイルスを殺して感染を防ぐ役割も担っている。

だが、こんな環境で生きている細菌がいたのだ。

それがヘリコバクター・ピロリ、略して「ピロリ菌」である。いまや「日本人最大の感染症」という地位を獲得した。健康診断で、この菌の検査や除菌を奨められた人は多いはずだ。

「ヘリコ」はヘリコプターと同じ語源で「らせん」を意味し、バクターは「細菌」、そしてピロリは胃の出口の「幽門(ゆうもん)」を意味する。2~3回ねじれた形状で4~8本の鞭毛(べんもう)をもっているのでこう呼ばれる。


ピロリ菌の正体

ピロリ菌は、人類よりもはるかに古い進化の歴史がある「常在菌」の一種である。

常在菌は名前の通り、日常的に人体に生息する細菌だ。

人体のほぼあらゆる場所にすんでいる。

とくに、皮膚、口、眼、鼻、気道、尿路、肛門、女性器など外部環境にさらされる部分は、つねに細菌が取りついている。

米国ブラウン大学のスーザン・ハウス教授らの分析によると、これまで人体からみつかった常在菌を部位別にみると、舌には7947種、ノドには4154種、耳の裏側には2359種、大腸には3万3627種、女性器の入口には2062種にもなる。

口から肛門までの間の腸管には、消化を助ける大腸菌や乳酸菌や酪酸(らくさん)菌、臭いおならをつくり出すウェルシュ菌など大量にすむ。ノドからは肺までの気道には肺炎球菌、肺炎桿菌(はいえんかんきん)、皮膚にはニキビの原因となるアクネ菌やフケの原因になるマラセチア菌や水虫の原因になる白癬(はくせん)菌などが生息する。女性器の住人はカンジダ菌、ビフィズス菌(乳酸菌)などが代表的なものだ。

口のなかには100億個、皮膚には1兆個以上はいるとされる。常在菌の総重量は1300グラムになるというから、脳なみの重さである。その数は、人体を構成する細胞数の10倍以上、つまり数百兆個になると推定される。

ピロリ菌はこうした「その他大勢」の一員にすぎなかった。

 
共存共栄してきた常在菌

常在菌は体内で互いに排除したり共生したりしながら、一定の調和を保って共存共栄している。

とくに、100兆個もの細菌がすみ、多様性の高い腸内では、見事に発達した植物群集にたとえられて「腸内フローラ」と呼ばれる。これらの常在菌は人体が健康である限り、危害を与えることはほとんどない。動物は常在菌と持ちつ持たれつの関係で、進化の長い歴史を共存してきた。

腸内に住み着いている、ヨーグルトのCMでおなじみのビフィズス菌は、その典型である。胃酸などでは消化しきれない食べ物を消化してくれ、新たに侵入してきた菌をよそ者として排除して有害な菌から私たちを守ってくれる。

「善玉菌」「悪玉菌」というよばれ方もするが、菌同士は競争的に共栄しているので、善玉が悪玉になったり、その逆になったりしている。病原性大腸菌「O157」の流行で、悪玉のイメージが定着した大腸菌は、きわめて重要な役割を果たしている。私たちは大腸菌なくして生きていけない。

人体はこうした細菌を飼い慣らして、「常在菌」として平和共存を図ってきた。

だが、新たな「野生菌」が入り込んだり、人体が免疫を失って無防備状態に陥ったときに突如として牙をむくのだ。

無害にみえる細菌が突然に凶悪化したものは、日和見菌(ひよりみきん)とよばれる。高齢者がインフルエンザにかかると、気道にいる細菌が肺炎を起こしたり、抗がん剤や抗生物質を長期間投与された患者では、常在菌が異常増殖することがしばしばある。

エイズに特有のニューモシスチス肺炎(以前はカリニ肺炎といわれた)やカポジ肉腫を引き起こすのも、健康なら無害の常在菌やウイルスの仕業だ。日本人の5人に1人以上がかかる「アトピー性皮膚炎」も、皮膚の常在菌であるマラセチア菌の一種がつくりだすたんぱく質が関与している疑いが強い。


巧みな生存術

ピロリ菌も突如として有名になった常在菌のひとつだ。菌の大きさは、1ミリの250分の1ほど。ふだんは弱い酸性の胃粘膜細胞表層で、アミノ酸やペプチドを栄養源にして増殖する。胃内部が強い酸性になるとウレアーゼとよばれる酵素をつくりだして、胃の粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する。このアルカリ性のアンモニアで胃酸を中和して「安全な」環境を保っているのだ。

かつてはほとんどの人が感染していたらしい。

現在でも、世界人口の半数が保菌者とみられる。日本でも5000万~6000万人、人口の半数近くが菌をもっている。50歳以上の人では7割が感染しているが、若い人では20~30%ほどだ。

これだけ多くの人が感染していながら、胃かいようなどの病気になる人は少ない。発病する人は感染者の25人から50人に1人といわれる。しかし、国立がんセンターの研究では、ピロリ菌の感染者が胃がんになるリスクは、無菌者の5倍も高いという。

誰でも胎内にいるときは無菌状態だが、出産時にまず産道に存在している菌に感染し、生まれた直後からさまざまな菌に感染する。ピロリ菌は経口感染だ。フン便に混じっているものが、他の人の口へ入ることで感染する。母親が赤ちゃんに口移しでものを与えることも主要な感染経路といわれる。最近の研究では、免疫力が未発達で胃液の酸性度も弱い乳児から10歳ぐらいまでに感染し、成人になってからの感染は稀という。

感染率は水洗トイレの普及率など、衛生状態と関係が深い。発展途上地域では9割以上の人が感染しているが、先進地域では1~2割だ。日本の中高年層の感染率が高いのは、子どものころの衛生状態が悪かったためと考えられる。若い年代が低いのは、環境がよくなった証しであろう。


菌の南北問題

不思議なことに欧米やアフリカ諸国では、日本と同様にピロリ菌に感染している人は多いが、胃がんは少ない。同じ東アジア内でも、南にいくほど胃がんの発症率は低くなる。世界保健機関(WHO)の2008年の統計によると、世界の胃がんの発生率は人口10万人あたり14.1人なのに対して、東アジアは30.0人で、ヨーロッパの10.3人、北米の4.2人と比べても圧倒的に高い。

国別のワースト5をみても、①韓国41.4人 ②モンゴル34.0人 ③日本31.1人 ④中国29.0人 ⑤グアテマラ28.6人と、圧倒的に東アジアに集中している。

大分大学医学部の藤岡利生教授らによって、欧米とアジア諸国のピロリ菌ではその遺伝子型が異なること、さらにアジア各国の民族によってもピロリ菌の遺伝子型は必ずしも同一ではないことを明らかにされた。この違いが胃がんの発生率の差になっている可能性が高いという。

東アジアの人びとの胃にすむピロリ菌の9割以上は、胃の粘膜に炎症を起こしたり、萎縮させて胃がん起こす遺伝子をもっている。他方、欧米人のピロリ菌はその遺伝子が約3~4割にしかすぎない。

ピロリ菌は、胃壁の細胞を攻撃するので、そのダメージが蓄積して胃がんを起こしやすくする。それに他の危険因子が加わることで、胃がんのリスクが増大する。

ピロリ菌の「保菌者で喫煙する人」は、「無菌の非喫煙者」に比べて11倍、
「保菌者で非喫煙者」に比べても1.6倍も胃がんになりやすい。

同じように「保菌者で高血糖の人」は、この数字が「無菌で正常の血糖の人」の4倍、
「保菌者で正常の血糖の人」の2.2倍になる。

ピロリ菌を除菌しても胃がんの発症がゼロになるわけではないのでご用心。


歴史REALWEBより転載 人類史を語るピロリ菌(上) -ヒトの味方か、敵か)


ピロリ菌の真実と謎 ~ストレスが関係している~

日本人では50歳以上の約7~8割はピロリ菌を保有しているといわれています。
胃液(胃酸)は皮膚をも溶かせる強酸の液体であるが、胃の中は粘液のおかげでその強酸から守られている。

ピロリ菌は人間を含む動物内の胃粘膜に潜り込み、粘液を栄養源として生きています。
ピロリ菌は、らせん状の形をした微好気性菌なのでごく少量の酸素のある環境を好む。大気中では酸素が多すぎて生きていけないのです。

しかしヘリコバクター・ピロリはなぜこの胃の中で生きれるのでしょうか?

ピロリ菌はウレアーゼと呼ばれる酵素を産生することで胃酸を中和させ胃に定着できる能力を持っている。

現在では、慢性胃炎、消化性潰瘍、胃がんの原因の一つとされています。
ピロリ菌に感染した胃粘膜には、これを退治しようと多くの好中球が集まり、活性酸素を大量に出して攻撃をすることで胃粘膜の炎症を引き起こす。このように免疫系とも深くかかわるようです。
しかしピロリ菌を保有している約3割の方が疾患にかかり、残りの7割は症状が現れていないという報告もあります。

潰瘍や胃炎、胃がんになる原因は多様で複雑です。
すべてがピロリ菌によるものではありません。


またピロリ菌のなかでも強毒性のものと、健康被害はほとんどないとされる弱毒性のものがあります。

ピロリ菌=悪者とされていますが、果たして実際はどうなのでしょう?

ピロリ菌駆除によって、
食道炎・食道がんになった、逆流性食道炎になった、などの報告もあります。
しかしすべて解明されていないのです。

ピロリ菌保有者の小児ぜんそくやアレルギーは低い研究結果も発表されている(Martin Blaster)ことからして
もしかするとピロリ菌は食道を防御している一面もあるのかもしれない。

ピロリ菌については様々な仮説が主張されているが、すべて解明されたわけではない。

駆除は
プロトンポンプ阻害薬 と抗生物質のアモキシシリン+ クラリスロマイシンを組み合わせた3剤併用療法で、駆除を行っている(7日間服用)
成功率は8割ほどですが、除菌ができないケースもあるようです。
副作用は味覚障害、下痢、じんましん、アレルギー、腹痛など。
特に注意が必要なのが、除菌後の逆流性食道炎です。

ピロリ菌に効果がある、抑制、駆除として働きがある食材
ヨーグルト、乳酸菌、フコイダン、コーヒー、カカオ、うめ、ブロッコリースプラウト、マヌカハニー、プロポリス、緑茶なども効果が少なからず効果があるとされている。

■大切なのは、いつも悪さをしていない
胃の中の環境が変わり、ピロリ菌が好まない環境になると螺旋状のカラダを球体にして冬眠状態に入るのです。
ピロリ菌は酸素が多い環境を好まず、熱に弱い特徴があります。

■ピロリ菌の起源と歴史
ピロリ菌は5万8000年前、人類の起源と同じくアフリカから広まったとされています。
深海底の熱水噴出口付近に生息する特殊な微生物を祖先とする熱水孔細菌のようです。
そう、ピロリ菌も長らく共生してきた菌であります。

私たちは菌によって生きているともいえるでしょう。
皮膚の常在菌、特に免疫に深く関係している大切な腸内細菌は生きていくうえで大変重要です。

共生してきた生き物には意味があります。
基本的に、共生とは双方に利益がある関係です。

実は
ピロリ菌単体ではなく、「ピロリ菌+ストレス」が引き起こしている説が有力です。

ですので除菌も大切ですが、ストレスを排泄すること、ストレスをなくすことが大切です。

では人間とピロリ菌の共生関係において、人間側の利益とは?メリットとは?

もしかすると胃酸のコントロールに関係している?

すべての痛みや炎症は悪者でしょうか?

胃の腺粘液が胃酸を守るだけでなく、ピロリ菌を防御するシールドの役割を果たしていることとは?

現在では、除菌は薦められております。
しかしピロリ菌を駆除するべきか、放置しておくべきか?答えは自分で決断する時代に突入している。

しかし自分でできることがある。

ストレスを溜めないこと

胃の機能を元気にすること


病気は実はあなたの人生にとって最大のチャンスです

この機会でなければできないことがあるんです

苦しんできた時間や労力は無駄ではありません

ストレスは乗り越えるものではありません

性格が悪いということもありません

解決できない問題はあなた目の前で起きる必要はありません

ストレスをエネルギーに変えて、悩まされてきた病気や症状を自分自身で治す、誰しもその素晴らしき自己治癒能力を持っているのです。


(おなかカウンセリング 自然療法家 白石ゆうじ氏の公式サイトより転載)

胃の中に住むヘリコバクター・ピロリの話 ~胃がんの原因菌?~

最近は母親が子どもに口移しで食べ物を与えてはいけないと指導されるそうです。胃潰瘍や胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリが子どもに感染する危険があるからです。口腔内のミュータンス菌が原因で虫歯が感染するとも言われている、母親の愛情からの行為ですよね。

すっかり悪者になっているヘリコバクター・ピロリについて考えてみましょう。


ヘリコバクター・ピロリの人体実験

胃の中は強酸の消化液があり、微生物にとって住みつくにはいい環境とはいえません。それでも胃に存在するらせん状微生物の存在は報告されていたらしいですが、医学会が注目することはありませんでした。オーストラリアのRoyal Perth Hospitalの病理学者であるRobin Warrenは胃がんのバイオプシー検体から炎症部位にらせん状バクテリアが存在することを観察していました。当時若きレジデントだったBarry Marshallがそれをみて興味を持ちます。

ふたりはヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)の培養に成功し、その性質を研究します。そして、胃潰瘍をおこした患者ではH.ピロリが高率に存在することを明らかにします。H.ピロリは胃炎や胃潰瘍の原因であるという仮説を発表しましたが、学会からは冷たい目でみられただけでした。

実際のところH.ピロリの存在だけでは直接的な証拠になりません、そこでマウスやブタで動物実験をおこないましたが、どうもうまくいきません。このあたりは種間での特異性がある感染実験の難しいところです。

そこで、MarshallはH.ピロリを飲むという人体実験を試みます。そのような実験に同意してくれるのは他ならぬ自分だけということで、バイアル一杯のH.ピロリを飲み込みます。果たせるかな、1週間後に検査したところ、胃に炎症病変ができ、炎症部位にH.ピロリの存在が確認できました。一連の実験でコッホの原則を満たしたことになります。その後、実験を継続することに彼の妻からの強烈な反対があり、抗生物質を飲んだそうです。

そのような経緯でH.ピロリによる胃の炎症が潰瘍の発生と関連し、胃がんの原因ともなることが明らかになりました。この功績で、WarrenとMarshallに2005年ノーベル医学生理学賞が贈られます。今ではH.ピロリと胃がんの関連は疑いもないことで、H.ピロリに対しては積極的な治療が行われます。


ヘリコバクター・ピロリは何万年も前からヒトに感染していたと推測

さて、どのようにしてH.ピロリは強酸の環境である胃の中で生きていけるのでしょうか。

H.ピロリは総タンパクの15%に相当するウレアーゼを有します。ウレアーゼは胃液中に分泌される尿素を加水分解しアンモニアを生じます。そうしてマイクロ環境下(ニッチ)においてアンモニアで胃酸を中和でき、感染を成立させます。らせん状の鞭毛が胃壁にそれこそコークスクリュー状に食い込みます。

H.ピロリは常在菌といっていい存在でした。

発展途上国では90%の人が感染しています。
先進国では10-20%程度です。
おそらく何万年も前からヒトに感染していたと推測されています。

宿主特異性はあるものの、すべてのほ乳類と鳥類の一部に存在しています。実際に被験者からH.ピロリを採取し塩基配列決定をおこなうと、興味深いことがわかります。人類と長らく共生していたので、人類の移動の歴史と同様にアフリカ集団でH.ピロリの多様性が高く、アジアやヨーロッパでは多様性が低くなっています。人類移動の指標ともなっており、興味ある方は参考文献を読んでください(Falushet al. Science 2003)。

乳児期は胃酸の分泌が不完全であるため、感染しやすくなります。ですので、母親からの口移しは感染径路のひとつと考えていいでしょう。


ヘリコバクター・ピロリはゴキブリのような存在なのか?

最近ではH.ピロリはゴキブリのような存在で、見つけたら殺す、という対応がなされます。

根絶治療というものです。

確かに、胃潰瘍のみならず胃がんのリスクがあるので、理解できます。ただし、小児期においてはH.ピロリがアレルギーを減弱させるので利点の方が大きいと考えていいです。そうしますと、小児期まで感染させておいて、ある時期に根絶治するという方針があってもいいのかもしれません。

なお、H.ピロリは胃液の逆流を防ぐらしく、食道がんやバレット食道炎に対しては抑制的に働くそうです。


さいごに

H.ピロリはゴキブリみたいな存在と書きました。

多くの人に嫌われているゴキブリですが、なにか悪いことをしているのでしょうか。

人類の歴史よりはるかに長い歴史をもつゴキブリです、もしかしたらアレルギーの抑制に寄与していたのかもしれません。

人のからだすべての細胞数は60兆個といわれます。ひとりの人に住みついている微生物の細胞数は100兆個にのぼるそうです。

多くは共生している常在菌です。

H.ピロリの例をみると、もともと人類と共生していました。

胃がんの原因となるリスクがあっても、寿命が50歳いかない時代には大して問題にはなりません。

共生関係も環境によって変化するのだと感じます。


(国立遺伝学研究所 人類遺伝研究部門 井ノ上逸朗教授 井ノ上研究室の公式サイトより抜粋)


胃潰瘍の再発予防にピロリ菌の除菌は?

Q:胃潰瘍の再発予防にピロリ菌の除菌を勧められています。 (75歳/女性)

数年前から胃潰瘍になり、制酸剤や十二指腸の粘膜を保護する薬も飲んでいるのですが、治ったり、再発したりの繰り返しです。再発すると、空腹時にみぞおちが痛くなります。ひどいときは歩いているときの振動ですら響いて、外出もおっくうになるほどです。

病院で検査したところ、ヘリコバクター・ピロリ菌が原因と言われました。ピロリ菌の除菌は再発予防に効果があるということで、これまでに2回除菌を行いました。しかしいわれるほどの効果はなく、結局、再発しました。

私の場合、使用した抗生物質が効かないピロリ菌に感染している可能性があり、そのために再発するらしいのです。消化器科の先生は、「次回は抗生物質の種類を変えて、やってみましょう」と、3回目の除菌を強く勧めてくださいます。3度目の正直で再発が防げるのかどうか、またやる価値があるのかどうか、これまでのことを考えると迷ってしまいます。


A:除菌より先にやるべきことがあります。

近年、胃潰瘍の元凶として、「ヘリコバクター・ピロリ菌」がやり玉にあがっています。ヘリコバクター・ピロリ菌は特別な菌ではなく、60歳以上の人の8割以上が胃の中に持っている常在菌です。

では、60代の人の8割以上が胃潰瘍になっているかといえば、そんなことはありません。つまり、胃潰瘍の原因を、この菌にすべて負わせることには無理があるということです。

ヘリコバクター・ピロリ菌だけが悪いのではない

ヘリコバクター・ピロリ菌が胃潰瘍の形成に関与するとすれば、ストレスがかかったときです。通常の胃はpH1~2ぐらいの強酸性を保っています。ヘリコバクター・ピロリ菌は酸に弱く、この条件下で増殖できません。潰瘍を作るほどに菌が増えるのは、胃のpHが強酸性を維持できなくなったときです。

この条件が作られるのは、ストレスがかかったときと、H2ブロッカーなどに代表される制酸剤を服用した場合です。

ストレスがかかると副交感神経の働きが抑えられ、細胞の分泌能が低下して胃酸の分泌が抑えられ、胃は強酸性を維持できなくなります。加えて、H2ブロッカーで胃酸を抑えることで、強酸性が保てなくなった胃粘膜は、ピロリ菌にとって棲み心地満点となって増殖します。

ストレスは交感神経を緊張させて顆粒球を増やします。顆粒球は常在菌と反応する性質があり、増殖したヘリコバクター・ピロリ菌と反応して大量の活性酸素を放出し、組織を破壊します。ストレスが長引くことで、潰瘍が形成されます。ヘリコバクター・ピロリ菌が悪玉というより、ストレスや薬で菌が暴れやすい環境が作られることに問題があるのです。

胃潰瘍の治療では、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌が必須という流れができつつあります。除菌すれば顆粒球が反応する相手がいなくなるため、潰瘍はできなくなります。こうして、胃潰瘍が治っても、ストレスを抱えたままなら再発は必至です。

あなたは3回目の除菌を迷っていらっしゃいますが、優先すべきは制酸剤をやめることと、ストレスチェックを行うことです。制酸剤以外で、ひざ痛や腰痛用に痛み止めを使っていたら、それらの服用もやめましょう。ふだんの生活で心配事はありませんか? お孫さんの世話などで、体に無理をかけてはいないでしょうか? 生活を点検して、心身に負担がかかっていないかどうか見直してみましょう。薬とストレスを取り除くことで除菌は不要になるでしょう。

(医学博士、安保徹先生のオフィシャルサイト、Q&Aから転載


ピロリ菌を退治するとアレルギーになりやすい?

ヒトの胃に生息するヘリコバクター・ピロリ菌が、小児の喘息発症リスクを最大50%低減させると、医学誌「Journal of Infectious Diseases (感染症)」オンライン版に掲載されました。

この研究は、1999年~2000年に米国立健康統計センターが実施した「第4回米国民健康栄養調査」の対象となった、小児7412人のデータを収集したもの。

その結果、3~13歳でピロリ菌を持っている小児は、持っていない小児に比べて「喘息を発症する率が59%低い」「花粉症やアトピー性皮膚炎、発疹などのアレルギーを持つ率が40%低い」とわかり、3~19歳では「喘息リスクが25%低い」こともわかったそうです。

また、筑波大学の研究グループは、生後2週間のマウスにピロリ菌を投与する実験を行った結果、「ピロリ菌から抽出されるコレステロールの一種を投与すると、リンパ球の一種が優先的に活性化され、アレルギー抑制につながる」ことが判明。

幼少期にウイルスや菌に触れることで、免疫細胞が正常に発達し、成長後アレルギーになりにくい免疫系が形成されるとする「衛生仮説(環境が清潔すぎると、アレルギー疾患が増えるという説)」を裏付けるような研究結果を発表しました。

これらの研究によると、ピロリ菌感染はリンパ球を活性化して免疫をあげるということになります。

これは、腸内に乳酸菌やビフィズス菌などがいることによって、免疫細胞であるリンパ球を刺激して、免疫力をあげているというのと同じこと。

「幼少期にウイルスや菌に触れることで、免疫細胞が正常に発達し、成長後アレルギーになりにくい免疫系が形成される」というのは、まさにその通りだと思います。

日本人の大人の7割近くがピロリ菌に感染していますが、日本人の7割が胃潰瘍や胃がんになっているわけではありません。

どんな症状も病氣も、血流の良さと、自分の免疫力にかかっているのです。

私たちの胃や腸には多くの細菌が生息しており、多くは病原性がなく、消化を助けるなどの有用な働きを持っています。

日本では毎年20万人から25万人が新たに胃がんと診断されています。

6000万人がピロリ菌に感染しているのに、25万人しか胃がんにならないのですから、胃がんの原因が本当にピロリ菌なのか、疑問視したくなります。


(これだけは知っておきたい 最新 女性の医学常識78 石原新菜著より抜粋)



ピロリ菌は人間の持っている常在菌のひとつ。

それを除菌、退治すること自体、不自然なことは常在菌について勉強すると分かってきます。

なぜ、その菌は存在するのか、

また、その菌の勢力が増して、暴れてしまうのはなぜか、

そういったことまで、理解する必要があると思っています。



「血圧147は健康」で「病人1800万人減」のカラクリ

「血圧147は健康」で「病人1800万人減」のカラクリ、という強烈なタイトルの週刊誌記事です。

昨日までの病人、不健康の方たちが法の改定後から正常、健康に。。

現代の日本人が、数値にどれだけ踊らされているか、ですね。

中性脂肪149→198
悪玉コレステロール119→178

他の基準値も、従来の基準から大きく変わりました。

血圧の数値は年齢別に欲しいところ。

数値に踊らされて、薬を飲まされていた、ということでした。( 一一)






患者よ、クスリを捨てなさい

クスリは「毒」である事は皆様の中で常識になったと思います。

今この瞬間手元にあるクスリを捨てることが出来ますか?
なぜ毒と分かっているクスリを手放すことが出来ないのでしょうか。

それは「健康になりたい」からかもしれません。

クスリで健康になるのでしょうか?

健康とはなんでしょうか。

風邪をひく事が出来るって健康な証拠ではないでしょうか。

血糖値が上がったり下がったりって健康な証拠ではないでしょうか。

血圧が上がるって健康な証拠ではないでしょうか。

薬剤師会会長の言葉は凄いですよ。

きっと「毒って分かっていても止められないでしょ?」な感じではないでしょうか。

つまり私たちは体調の変化を起こした時に何をしなくてはいけないかを知らなといけないのです。

また体調が悪くならないための養生法を実践しないといけないという事です。 


【患者よ、クスリを捨てなさい:週刊現代】

野田正彰氏の「特効薬の販売で、「うつ病」患者が2倍に増えた!」という記事が出ておりましたが、この特集の中で日本薬剤師会会長が告白をしております。

「患者よ、クスリを捨てなさい」と。

以下一部抜粋


【クスリは毒である】

現代の西洋医学におけるクスリというのは、人工的に作られた化学合成物質ですから、身体の中にはもともと存在すないものであり、「毒」と言ってもいい。できれば飲まないほうが良いものなのです。


【飲んでも病気は治らない】

風邪薬や高血圧、糖尿病といった生活習慣病のクスリなどが代表的ですが、これらは症状を抑えるものであって、病気を治すクスリではない。


(子宝先生、野崎利晃氏の投稿記事より抜粋)

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